‘21.テント・タープ’ カテゴリーのアーカイブ

snowpeak ライトタープ ペンタシールド レビュー

2008 年 4 月 13 日 日曜日

スノーピーク(snow peak) ライトタープ ペンタ シールドスノーピーク(snow peak) ライトタープ ペンタ シールド
今回はシルエットが美しいsnowpeakのタープ。前室が狭いテントに組み合わせても便利であるが、管理人は専ら単独使用が多かったり。ペンタと言う名はおそらく数字の5から取っていると思われ、その名前の通り変形五角形らしい形のタープであるが、ペグダウンする箇所は五ヶ所…
実はペンタと言いつつも変形六角形の角の一つ(ポールを立てて使う部分)が130〜140度ぐらいの鈍角になっているので「ほぼ」五角形のように見えるというのが真相だったり。
ポールはsnowpeak純正の150cmポールを使えばOKだが、よりコンパクトさを求めるならアライテントが出している150cmのコンパクトポールがお薦め。これはポールが収納式となっているため折り畳み式のsnowpeakポールよりも場所を取らない。

長所と短所
とりあえずはタープ単体使用した場合の長所および短所について書いてみよう。
まず、タープのみで寝る場合の利点は設営撤収が素早く出来る事、天気のいい日には夜空を見ながら寝られる開放感などがある。もちろんペンタの場合もそれと同じ事が言えて、天気の良い日は星空を眺めながら就寝するといった、ある意味贅沢な使い方もOKだ。
加えてペンタの場合はそのシルエットの美しさから、傍目から見ればかなり「絵になる」情景にする事ができる。
(しかしこれは本人の努力も必要だったりするが…)

20070917CA340150.JPG欠点としては、これは長所の裏返しでもあるのだが、全てが外からまる見えなのが挙げられる。とここで写真に挙げたのは在りし日のペンタを使用している筆者のテントサイト。
撮影用にある程度片付けておけばもう少しサマになっているのだが、ここは一つありのままの姿を見せた方がより説得力が増すかな、と思ったのであるw
言わばオープンな前室のみで過ごすようなものなので、野宿もしくはシーズンオフの人気の無いキャンプ場で使うなら問題ないのだが、それ以外であれば自分の生活を全て見せるようなものなので、ちょっと恥ずかしいだろうね。
あと着替えも外でやるのと変わらない、という点も考慮に入れておこうw

次に、天候の悪化などで雨が降り込んで来る事や、結露によってシュラフが簡単に濡れてしまい、これを防ぐためにはシュラフカバーを使う事になる。つまり実際寝泊まりする事になるとタープ本体以外にも必要なものが多い。テントでしっかり雨風を防げない分は内側の道具で防水するという事が必要だ。
また、秋〜春シーズンの風のある日にはシュラフのみで防寒する事になるので結局そのシーズンだと使いづらいという事もあるかと。

後は居住性の問題がある。一本のポールで立てているため、設営の簡便さとのトレードオフで居住性はあまりよろしくない。ドームテントのように外側に向かって膨らんだ形をしていないため、座って居られる場所はポール回りのみと考えて置いた方が良い。それ以外は荷物置場として割り切って考えれば問題は少ない。

オプションの内幕について
20080414CA340218.JPGこのタープのオプション品としてインナーテント(ペンタイーズ)も用意されている。ペンタイーズ本体はバスタブ式になっており雨水の侵入は防いでくれる。が、出入口の面だけはこのバスタブ構造になっていないので、雨水に対する抵抗性はちょっと低い。
それに収納性を考えるとこちらは購入せずにタープ単品で楽しむor他テントと組み合わせるのが吉だと筆者は思う。横に挙げたのが収納した際の写真であるが、真ん中のペンタシールドと比較して右側のペンタイーズは内幕+ペグだけでこの大きさ…orz
値段は違うがエアライズはフライシートと本体で左側の大きさなので、いくらなんでも場所を取り過ぎではないかな?
(収納袋が大きめに作られているので実際はもう少し小さく出来るはずなのだが…)

まとめ
以上の感想をまとめてみると…
・カタログに載せられているようなタープ単体の使い方であれば、色々と制限事項が多い&短所が多いので、それをあらかじめ知った上で使う事がいいかと。
・ペンタイーズは収納性がよろしくない&結局雨水の侵入には弱い構造なので、どうしてもペンタのみで完結したいという人以外にはお薦めしにくい。
・通常のタープとして使う分には問題ない性能であるが、その場合だと値段がネックになるかも。

とまあ、文章にしてしまうとあまりいい評価ではないのだが、それもこれも設営時のシルエットを見たら全て許せるかもしれない。
(筆者は割と許せてしまうかもw)
なので、購入を検討している人は一度設営しているのを店で見せてもらうなり、所有者に見せてもらった方がいいかと思う。

ロゴス ソロトレックドームFR-G レビュー2

2007 年 8 月 23 日 木曜日

ロゴス ソロトレックドームFR-G
以前に紹介して、なかなかデビュー戦を飾ることが出来なかったソロトレックドームなのだが、盆休みに行った霧ケ峰キャンプ場にてようやく使うことが出来た。
今回はその時の感想を少し書いてみようかと。

持って行ったもの
いきなりアルミフレームに換装したソロトレックドームを持っていっても面白かったのだが、やはりオリジナルの雰囲気も味わいたいと思い直しす。基本的には買った時のままを持っていくつもりであったが…
やっぱり付属ペグは重いということで、ここの辺りだけを変更。アライテントエアライズ付属のアルミVペグが余っていたのでそこから8本、地面が硬い場合を考慮してモチヅキのスチールVペグを4本の計12本に交換してみた。
これに、前室をタープらしく使うように小川キャンパルのアップライトポール110を2本+ロープを5mばかし追加。これでも最初のスチールペグよりも軽いような気がする(今度量ってみようかな)。

実際に張ってみた
20070812ca340120.jpgそして、実際に張ってみる。
設営時の手間はエアライズ1<<ソロトレックドーム<=タオスという印象を受けた。やはりグラス(ファイバー)ポールの継ぎ目とテント布地がひっかかって滑りが悪くスムーズに設営できない。なので早くアルミポールに変えたいと思ってしまう。
設営前はポールの強度の無さを心配していたが、フライまで張ってしまえば問題とならないレベルになった。本格的な登山に使えるかはともかく、ツーリングユースなら合格点を与えられるのではないかと思う。

前室も収納スペースは十分で、自分にとっては丁度いい感じ。食糧以外のものを
安心して置いておけますな。

20070812ca340123.jpg中の様子を写真に収めてみたり。
断面のテントの形は「д」といった感じだろう。天井はポールが2回交差している為割りと高く感じるが、両サイドのインナーは「) (」となっており少々狭さを感じる。ドーム型よりも天井高め、サイド狭めなのは好みの分かれるところ。
天井がメッシュパネルになっており、暑くなった空気を換気してくれる。霧ケ峰ではむしろ寒いと思うような気温だったのでその効果を体感することは出来なかった。しかし、「フライ内側が結露する→テント揺する」という事をするとテント内部に雨を降らすことになってしまうので、十分注意されたい。

(まとめ編集中…)

SIERRADESIGNS ハーフムーン1 レビュー

2007 年 8 月 8 日 水曜日

SANY0104.JPG

シエラの一人用テント。定価は28,350円だが私はフットプリント付き20.000円弱で購入。
本体サイズ:90×210×99cm
収納サイズ:φ15×52cm
総重量:2.3kg(本体重量:2.12kg)
床面積:1.89m2

SANY0108.JPG

背面には大きめのメッシュがあるので、通気性は確保されている。フライにベンチレーターは無い。
天井部に短いサブポールを通す事でサイドウォールが立ち上がり、テント内の有効空間が広くなっている。

SANY0102.JPG

インナーの天井部にはループが設けられているので、細引きやカラビナを使えばランタンを吊り下げることができる。

SANY0103.JPG

前室は広くはないが、出入り口がフルオープンになるので前室内調理も可能かな。

SANY0389.JPG

収納状態。右端がハーフムーン1。袋は余裕があるので適当に畳んでもパッキングには苦労しない。
ポールを別にしてきっちり畳めばもっと小さくはなる。
専用のフットプリント(グランドシート)を使えばフライのみの自立も可能。雨の日にはフライを残してインナーを先に畳むことも可能。
初めてのテントであればハーフムーン2の方が快適だと思われるが、狭くてもよいという快速派にはオススメ。

ロゴス ソロトレックドームFR-G レビュー

2007 年 7 月 3 日 火曜日

ロゴス ソロトレックドームFR-G
たまには初心に帰って、入門用の道具でキャンプをしても面白いかも…と思って購入したのがコレ。
最近は道具にもお金をかけることが多くなって(つまりそれだけハマっているのだが)、こういった安い道具だとどうしても評価も辛口になりそうな気もするが、さて…

内容物の傾向と対策
20070701CA340106.JPGテントを箱から出してみて並べてみる。

  • テント本体
  • フライシート
  • グラスファイバーポール(本体用2本、前室用1本)
  • スチールペグ
  • 張り綱
  • ペグハンマー

とまあ、なかなか充実した内容ぶりだ。右の写真はペグ・ペグハンマー・張り綱(ロープ)を撮影したもので、ハンマーの大きさから類推できると思うがペグとロープがちと大ぶりという印象を受ける。
ペグはまた先が尖っておらず、実際に使うには地面に刺すには苦労しそうな感じだ。そのためのペグハンマーだと思うのだが、個人的にはこれだけの長さを打ち込むと撤収のときに苦労すると予想する。なので、ここはモチヅキ等のスチールVペグに交換したい。
ロープについても添付のものは太くて場所を取るので、細いものに交換するといいだろう。細くなったことで強度が弱くなるとの話もあるが、悪天候の際は強度的にロープよりも先にポールのほうがイカれるだろうから、その点についてはあまり気にしなくても良いかと。
ペグハンマーについては、いつも携行していないのでコレも外す。これで当初の3kgよりも大分軽くなりそうな雰囲気である。

設営してみての感想
20070701CA340105.JPG左の写真は設営途中のもの。このあとフライをかけたのだが、ペグ未使用&風が強かったためいい状態で写真が撮れなかったorz

まずは気になった点から。
収納のコンパクトさを狙ったため、ポールの継手数が異常に多いのが気になる(数えてみたら17個だった)。一般に継手数が多いと強度を保つのが難しくなるのだが、このテントはそれに加えてポールがグラスファイバー製なので、その欠点がモロに影響を与えている。
加えて、ポールの継手部分に段差が結構あるので、設営・撤収の際にテント本体のスリーブ部分にポールが引っかかって作業がやりにくかった。ポールの精度が悪いというか、ここらあたりが安いテントの限界なのかもしれない。
また、ポールを通すスリーブは3つに分かれており、ポールを続けて通すにはコツがいる。このあたりはメッシュ状のスリーブにするとか色々工夫のしどころではあるが、これもコスト削減という事なのだろう。

続いて良い点は…
まず、幅が一人用の割には天井が高い。膝立ちで頭が少しつくぐらいで、居住性は抜群だろう。
更に購入の動機ともなった前室の広さ。建ててみると意外と広い事が分かる。
形状を考えると、タオス並か場合によってはそれ以上の快適性があるかもしれない。これは実際にツーリングに行って検証してみたいところだ。

まとめ
ざっと見てきたソロトレックドームFR-Gであるが、やはり各部の作りこみは甘いと言わざるを得ない。上では述べていなかったが、収納袋のバックルも初回収納時にいきなり破断してしまったのはいかがなものかと思う。
個人的にはコンパクト性を追求したグラスファイバーポールの出来がイマイチなのが、一番何とかして欲しい点だ。継手数を少なくするか、素材をジュラルミンに変更するというのが考えられるが、コスト面から言えば継手数を少なくする方向かなと思う。その場合はポールのみ別収納となってしまうが、それでも構わないのではないだろうか。
安めの価格でツーリング向けの居住性を狙った点は評価できるので、次期モデルはポールを中心に強化して欲しいものだ。

おまけ
ポールがあまりに弱いので、これは購入早まったかなぁ…なんて思っていたのだが、ふと手元にあったタオス用のテントポールと長さを比べてみたら何と10cmぐらいしか違わない(タオスの方が長い)。
試しにタオス用のポールでテント本体だけ建ててみたら…評価は激変。
スリーブへの引っかかりもなくなり設営・撤収も簡単に、そしてテント自体の強度も増して、弱点だと思われた点がほぼ解消された。

今回購入したこのテント、そのまま使うと安物テントの範疇の評価しか得られないが、色々手を加えると化けそうな雰囲気である。
…タオス用のポール、どこかで安く売ってないかなぁw

その2に続く

アライテント エアライズ1 レビュー

2007 年 6 月 24 日 日曜日


アライテント エアライズ1

最初の北海道ツーリングに行く際に購入してから、かれこれ10年以上経つ。私のキャンプ歴=エアライズ使用歴と言ってもいいぐらいになるが、まともにレビューをしたことが無かったので、今回はコレについて書いてみよう。

ちょっと思い出話
そもそもエアライズ1を買ったのは大学生時代。その時、北海道ツーリングに行こうと思い立ったはいいが、テントは何を買っていいかはよく知らなかったり。
名古屋駅前にKojituがあり、そこが閉店セールをやるということで行ってみたのである。

3割引という言葉と、1.5kgという軽さ&コンパクトさに惹かれて買ってしまったわけであるが、当時はアライテントなんてブランドを知っているはずも無い。たまたまそこにあるから買ってみたというのが、まことに行き当たりばったりというか考えなしと言うか…
あの頃は今ほどツーリングテントがあちらこちらで展示しておらず、どこで買えばいいのか良く分からなかった…なので、とりあえず「山屋さん」が出入りしている店で買うテントなら間違いなかろう、という判断基準が当時の自分にはあったように思う。

長所・短所
本題に戻って、エアライズのレビューに…
元々は山岳テントなわけで、ツーリングに用いるには不都合な点もちらほらある。まずはその辺から…

  • 生地が薄く、耐久性に難ありか
  • テント短辺側に出入り口があり、使いづらい
  • 前室にほとんど荷物が置けない
  • 空気の循環が悪く、夏は暑い

1番目の耐久性について、これは山岳テント全般に言えることで、軽さを追求するにはどうしても避けられない問題だと思う。ただ普通に扱っていれば壊れる事なんてそうそうないので、それほど気にする必要は無いかと。
あるとすれば、どこかに引っ掛けて引き裂かないようにする事ぐらいだろう。
2番目、3番目も同じように山岳テントによくある特徴と言える。エアライズに関してはわざわざ長辺側に入り口がある「トレックライズ」シリーズを別に用意している事から、この入り口形式によほどの拘りを持っているのだろう。
4番目の暑いという話はかなり切実。二度ほど夏の北海道に持っていったのだが、風が無い場合はやはりムッとする。

逆に長所としては…

  • 軽量・コンパクト
  • 悪天候に強い
  • オプション品が揃っている
  • パーツ単体での入手が容易なので自分で補修可能
  • 設営が簡単

CA340104.JPG1番目はある意味短所の裏返しという事になるが、テント生地が薄いために同じ大きさでも軽量化が可能ということ。
(右写真はエアライズ1とsnowpeakライトタープペンタを併せて撮影したもの。タープ一つより少し大きい程度で全てが入っている事からそのコンパクトさが窺い知れる)
2番目については、テント4隅とフライの各辺中点部分4つ、後はテントポール途中からロープをつけて4つと計12個もペグダウン出来るので、風が強い場合は全て固定しておくとかなりの風の強さまで耐えることができる。
吹きさらしの場所で幕営するときにはありがたい機能だ。
3・4番目については、破損についてもあらかじめ対策が立てられていて、交換部品がラインナップされている。私の場合だと、ポールを紛失してしまったのだが、新たに購入しなおすことでテントの現役復帰をすることができた。
#ついでに蚊帳状の「カヤライズ」を購入すれば、夏暑いという欠点に対処できる(私は先日購入済みw)
5番目については、テント本体のポールを入れる部分が袋状になっているのと、フライはバックルで止められるようになっているので、設営が簡単&早くできる。

テントギャラリー
20050215ca250013.jpg左に挙げた写真は雪中キャンプでの一コマ。
エアライズは主に秋~春にかけて使っているので、写真は全て寒そうな雰囲気のものばかりである。
写真に挙げた場合だと、テント下まで雪の所に設営したので結構冷えたりw

その他気になる点
まとめの前にちょっと…
2006年にモデルチェンジし、テント本体がそれまでの黄色から白色に変更になった。
現行モデルも写真を見る限りでは入り口のメッシュパネルがテント内側についている(つまりメッシュパネルにすると、通常のテントウォールはテント外側に落ちる事になるので汚れやすい)。これは実物を見て確認したいところ。

まとめ
長所短所をまとめて考えると、このテントは山岳用のモノの特徴そのままと言った感じ。
品質は高いがその分値段も張るので、軽量テントを欲しい・バーゲンで安く出ている時に購入する事が一番いいのではないかと思う。